ここでは、 NekoDraw における Stable Diffusion のプロンプト (呪文) の指定方法およびオプションについて説明します。
すでに INSTALLATION を終わらせた前提です。
NekoDraw では、 Stable Diffusion の効果的なフォーマット に合わせてフォームが分かれています。
上記記事にあるとおり、 NekoDraw では以下のフォームになっています:
<全体フォーマット> <主題> <主題 (補足)> <作者・スタイル> <全体フォーマット (補足)> <フレーバー>
たとえば、下記のようなどら焼きの画像から、写真のような画像を生成したい場合は、下記のように入力します。
プロンプトフォーム | 内容 |
---|---|
全体フォーマット | Photographic of |
主題 | Japanese Macarons |
主題 (補足) | なし |
作者・スタイル | なし |
全体フォーマット (補足) | perfect lighting, morning |
フレーバー | Sony, 35mm Lens, f1.8 |
このとき、 img2img モード
にチェックを入れ、ストレングスを指定します。
ストレングスについては、下記の記事が詳しいです:
https://blog.ch3cooh.jp/entry/2022/09/02/093000
入力後、初回の実行については、モデル読み込みが行われるため、数分程度時間がかかります。
Windows においては、 CLIP STUDIO PAINT EX が動作を停止しているように認識される場合がありますが、バックグラウンドで動作しているので、強制終了させたりしないでください。
数分後、現在のレイヤーを置き換える形で、 img2img
にて出力された画像が出力されます。
上記のプロンプトの場合、下記のような画像が生成されます。
また、無から画像を生成する場合、 CLIP STUDIO PAINT の制約上、何らかの色で塗りつぶしを行った後、フィルターを書けることで利用できるようになります。
この場合は、 img2img モード
のチェックを外せば、 text2img
モードとして動作します。
この場合も、現在参照しているレイヤーに対して、出力が行われます。
なお、各フォームについて、内部的には上記のように半角スペース (
) 区切りで結合されていますので、1 文で記述しても問題ありません。同等の結果が出力されます。
例えば、今回の例の場合は、「全体フォーマット」などの 1 つのフォームに、以下の文章を入力しても、結果は同じとなります。
Photographic of Japanese Macarons perfect lighting, morning Sony, 33mm Lens, f1.8